【旅行記・3話】ホースシューベンドからラスベガスへ激走

断崖絶壁、蹄の旅。

Horseshoe Bend(ホースシューベンド)は、ペイジの町から程近い場所にあります。US-89 を南下し、確か看板が出ているのでそこを右に折れると駐車場があります。

この間、遂にアスリート級のスタミナをもつMちゃんが力尽きて寝てしまいました。でもたった30分ほど。

ホースシューベンドはグランドキャニオンと同じくらい楽しみにしていた場所です。当時「週末のシンデレラ 世界!弾丸トラベラー」という番組がやっていて、芸人のしずちゃんが行っているのを見てすごい場所だと知ったんですよね。

目的のホースシューベンドは、駐車場から1kmちょい歩かなければなりません。これが上り坂もあって結構しんどい・・

ですが登り坂を越え、下りに入ると徐々にホースシューベンドが見えてきました..!

ドン!!

大地を削ったコロラド川が大きく蛇行し、すごくインパクトのある景色が広がっています。

柵も何も無いので、落ちると一直線に谷底行きです。

谷底にボートがとまっていますが、ズームにしてこの小ささ…!腰が抜けそうになります。

どれくらいの時間をかけて今の姿が出来上がったか分かりませんが、凄まじい年月がこれを造り上げた事くらい容易に想像がつきます。

そろそろ日も落ちて来て、辺りがオレンジ色に染まってきました。

アメリカをまわって思ったのですが、日本みたいにそこら中に山があるわけではないので空がとても広く感じます。なので日が落ちる頃の空は綺麗すぎて毎度感動させられました。

キャンピングカーに戻って来ましたが、まだここが1日の終着地点ではありません。明日は朝早くから Las Vegas(ラスベガス)でこの旅のビッグイベントが待っています。

時刻は18時。

ペイジでガソリンを満タンにし、また夜中の移動が始まります。

この頃はハイビームの存在を完全に忘れていたので、「ライト暗いな〜全然見えへんやん」とボヤきながらずっと走っていました。なので目の疲労がハンパない。それもラスベガスまでまた遠い。

僕の心は若干折れそうになりながらも、キャンピングカーは皆を乗せて走ります。

ここからザイオン国立公園の方へ向かって US-89 を進みます。

走り始めてすぐ、Kくん、Mちゃん、Aちゃんは夢の中にいってしまいました。Tくんは助手席でずっと起きていてくれ、他愛も無い話をしたり普段だったらしないような話をしたり、途中車を止めて星を見てみたりと、アメリカでの非日常な夜のドライブを楽しみました。

しかしそんなTくんもいつの間にか夢の中へ。。

途中 Kanab(カナーブ)という町で左に折れ、AZ-389、UT-59を経由し、I-15に入りました。ここからはラスベガスまで1本道です。

少し走ってたらTくんとKくんが起きてきたので、Tくんに運転を代わってもらいました。Tくんは免許取得の際の高速実習で居眠りをかまし教官にマジギレされたり、過去にKくんの車をぶつけてみたりとなかなかの危険人物。この旅でもドライバーではなく、料理を中心にやってくれていました。

ですが、せっかくなので運転してみよっかということで、恐怖のデスドライブの幕開けです。

正直いうと、僕は恐怖で一睡もできませんでした。

Tくんは初の左ハンドル、右車線走行です。直線でフラフラ、カーブでヨロヨロ。常にフラフラしているので、車線はみ出し注意の警告線にタイヤがのってしまい、ビービービービー鳴っています。

僕はベッドで横になりながら恐怖で震えました( ゚д゚)

それに加え、山越えなのかカーブも多くなってきて、トラックがかなりの台数追い越していきます。MちゃんとAちゃんは自分たちが死にかけているのも知らず、気持ち良さそうに寝ていました。

助手席にいたKくんが鬼教官と化してきたので、僕も運転席の方へ行ってみると、どうやらTくんは意識が飛んだようで顔面蒼白。

あまりに酷い顔をしていたのでKくんが運転を変わり、Tくんは魂が抜けたように眠ってしまいました。

これで僕も眠りつけます。

 

2時間くらいは寝ていたのか、もうすぐ着くとのこと。ここでまた運転を交代します。

目の前には眩いくらいの光が溢れ、欲望にまみれた街(偏見)ラスベガスが近づいてきています。写真はブレブレですがラスベガスの街を映したものです。笑

市内に入り車も増えてきました。初めて訪れたのですが、ホント異様な街です。フリーウェイからは有名なホテルもたくさん見え、ピラミッド型のホテルの先端からは光のビームが夜空を縦横無尽に照らし続けています。

スゲーなと感動している間に、今日の宿 OASIS LAS VEGAS RV RESORT に到着しました。

時刻は深夜0時過ぎ。

とても綺麗なRVパークで、生活の為の設備が充実し過ぎている豪華なRVパークです。急ピッチで車の中を広くさせ(車体の一部が外にスライドする)、ベッドを作ります。

女の子たちは日本を出てからというもの一度もシャワーを浴びてないので、シャワー室に直行です。僕ら男どもも一緒に直行です。その結果、皆一斉にシャワーを浴びたせいでお湯が出なくなるという現象が起きました。

そんなハプニングも乗り越え長い1日がようやく終わりました。

もう後は寝るだけです。時刻は深夜2時過ぎ。明日は早朝からビッグイベントが待っているため6時半には起きなければなりません。

不安とワクワクを抱えながら、僕たちは泥のように眠りました。

5人、鳥になる。

早朝6時30分起床。かなり眠いです。外に出ても誰も起きてません。

今日は待ちに待った スカイダイビング の日です!

これを計画するにあたってMちゃんとは一悶着ありました。なんせ彼女は高所恐怖症。Kくんにも手伝ってもらって、「安心だ」「安全だ」「大丈夫だよ」と、詐欺師も真っ青になるほど白々しい言葉を投げかけること2週間。Mちゃんが折れてくれました。

他のみんなはヤル気満々でさほど怖がっている様子も無かったのですが、後々恐怖のどん底にたたき落とされると、

この時は知る由もありませんでした….

 

7時30分に集合場所(市内)に行かなければならないため、みんなを起こします。表の道に出てタクシーを拾おうと思うのですが、なんと全く走っていません。集合場所には送迎車が来る予定で、遅れれば問答無用で置いていかれます。

時刻はすでに7時15分をまわっていて、冷や汗がダラダラ。RVパークのフロントの方に頼んでタクシーを呼んでもらおうと思いましたが、到着するまでになぜか30分もかかるとのこと。

もう考えている暇も無いので集合場所へはキャンピングカーで行くことにしました。しかしキャンピングカーです。遅い。。

なんとか集合場所に到着し、奇跡的に滑り込みセーフで乗車。ギリギリでした。ほんと慌ただしい朝です。

それから車の中で注意事項などのビデオを見せられ、万が一の事が起きても訴訟沙汰にしないという欄にサインをしました(みんなちょっとビビる)。

いよいよ空港に到着し、服を着替え、ダイブ中にとる姿勢の練習をしたりします。この時エビ反りという大事な姿勢があるのですが、メンバーの中で僕だけ上手くできずに不安がよぎりました。

そんなこんなでいよいよセスナに乗り込みます(ホントにやるんだと思い心拍数が上がる)。

この時は結構みんな余裕な顔してますが、

席に座った瞬間僕は思い出しました。ダイブポイントに到着しセスナのドアが開くと、まるで物のように人がポンポン放り出されていく、よくテレビで見てたあの光景を。

ヤバイアクティビティを予約してしまったと内心焦りながらも、セスナが離陸します。

もう後には引けません。

驚いたのは、なんとAちゃんがドアの横に座っているということ。そうです、トップバッターです。もう心の底から同情しました。

が、そんな心配はいらないようです。彼女は肝が座っています。

セスナはぐんぐん高度を上げ、ついにダイブポイントである上空4,500mに達しました。

目に飛び込んでくるのは地平線。下を見ると建物が砂粒並に小さく見えます。

その頃Mちゃんはというと、、

我を見失っていました。。。

 

と、その時ドアが開かれ一気に風が機内に流れ込んできます。

Aちゃんは機体に腰をかける形で座らされ、体はほとんど外に出ていました。彼女はキャーと叫んでいましたが、どこか楽しんでいるようにも見え、さすがだな〜と思っていると、間髪いれずにインストラクターが飛び出し一瞬で落下していきました。

ウワ!!と思っているのも束の間、今度はTくんが落ちていきました。

次は自分の番です。

機体に腰をかけると(実際には腰をかけているのはインストラクターさん)体が機外に放り出され、すごい風が襲ってきます。インストラクターさんが緊張をほぐす為に何か言ってくれるのですが、英語なのでほとんど分かりません。笑

ですが、この時には自然と恐怖も無くなり、楽しんでいる自分がいました。足下を見ると遥か下に地面が見えます。

そして頭をがっちり固定され、いざ大空へ

強烈な浮遊感に頭が真っ白になっていたこの時、カメラは捉えていました。
Kくんの絶望的な顔を…

そんなKくんを尻目にすごい勢いで落下していきます!

ジェットコースターのフワッと浮く感じの強烈バージョンが、10秒くらい続きます。その間息をするのも忘れるくらい、放心状態で落ちていきます。

我にかえった時には強烈な浮遊感も無くなり、楽しさに変わりました。地平線が丸く見え、空の青さに包み込まれるような、なんとも言えない心地良さ。遠くには湖も見えます。そこから数十秒、我を忘れて落ちていきました。

なんだかんだみんな楽しそう。

 

そしてパラシュートが開き下を見てみると、なんとAちゃんらしき人物がすごい勢いで回転しているのです。操縦不能に陥ったのかと焦りましたが、後々本人に聞いてみると、インストラクターさんがふざけていたらしく、吐きそうになったとのこと。遊び心のあるインストラクターさんにあたると酷い目にあうので気をつけましょう。

そんなこんなで数分空をゆらゆら漂い、無事着陸。

軽度の気胸を患っているKくんは、落下中息ができなかったらしく顔面真っ青で座っていました。

Mちゃんは復活!

今回初めてスカイダイビングをやってみたわけですが、Mちゃん以外はもう1回やりたいとのことでした。やはりスカイダイビングには人を魅了する何かがあるなと身をもって感じたしだいです。ラスベガスに行く際は、ぜひチャレンジしてみてください!

この後はラスベガスの街を散策してみようと思います!

次のお話【旅行記・4話】シルクドソレイユでエンターテイメントの街ラスベガスを満喫!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA