【旅行記・6話】自然の宝庫、ヨセミテ

季節が変わる、国道395号線。

時刻は14時30分。一行は次の目的地 Yosemite National Park(ヨセミテ国立公園)を目指します。

ここからは US-395 に向かって CA-190 を西へひたすら走ります。

景色は相変わらずの乾燥地帯。変な木や草が大地に力強く根を張っています。

途中眺めの良いポイントがあったのでキャンピングカーをとめてパシャリ。

予想はしていたものの、やはり実際に走っていると移動距離の長さに気が遠くなります。やっぱりアメリカは広いです。そんな時は外をぼーっと眺めるのですが、これまた景色が全然変わらない。笑

途中クネクネ道を上ったり、一直線の道をひた走ったりしながらようやく US-395 にぶつかりました。

ここからは一直線に北へ向かいます。

少し走ると Lone Pine(ローン・パイン)という町に入り、食料も尽きそうなので買い物です!

この頃はお金がまだあったので、深く考えずいろいろ買ってしまっていました。後で悲惨なことになるとはつゆ知らず。。。

ローン・パインはとても雰囲気の良い町。ザ・アメリカの田舎町という感じで新鮮です。買い物中もワクワクしながら、料理担当のTくんが食材を選んでいきます。

ちなみにこの時は野菜が安かったので、非常に助かりました。なので手当り次第にカゴへ。笑 レジに行って金額を見ても驚きの安さで、みんなご満悦でスーパーを出ました。

そしてまた US-395 を進みます。

補足
ここで少し、アメリカのガソリン事情について書きたいと思います。まず単位はリットルではなくガロンです。ガソリンの種類も3つあり、これから僕が書くのは日本で言うレギュラーで、3種類の中で1番安いガソリンになります。(厳密にいうと、日本のレギュラーはアメリカのレギュラーの1ランク上という話もありますがここでは同じにします)

僕たちがアメリカを一周した時、1番ガソリンが高かった町のロサンゼルで $4/gal でした。中部では大体 $3.2/gal 、安いところで $2.9/gal 、東部(都会)では $3.8/gal くらいでした。しかしこの US-395 沿いにあるスタンドで1度だけ $6/gal を見ました(この辺りはスタンドがあまりない)。

アメリカは地域ごとにガスの値段がころころ変わってきます。さきほど書いた値段も平均額で、高級住宅街などに行くと平気で +$0.5〜0.8高くなっていたりもします。そのため、適当にガソリンをいれていると、気付かず値段が高い地域で入れてしまっていたということになりかねません。

そうすると後々、「もっと気を付けていればあそこで美味しいもの食べられたのに!」みたいなことになってしまいます。特にキャンピングカー(僕らが乗っている型)なんかは1回給油するごとに $240 飛んでいってたので尚更です。プラス燃費も悪いです。今はネットでアメリカ全土のスタンドの値段が調べられたりするので、安いところを探してみるといいかもしれません(安過ぎはダメ、ゼッタイ)。

長くなりましたが、ローンパインからひた走ること2時間ほど、急に空気が変わってきました。明らかに寒くなってきています。こんなちょっと北に上るだけでそんなに変わるのかと驚きつつ、周りの景色も変わってきています。

今までは乾燥地帯に生えていそうなパサパサ系植物が多かったのですが、いつの間にか緑が生い茂り、背の高い木々も生えています。僕たちはずっと緑に飢えていたので、この変化には感激しました…!

感激のあまり車をとめて記念撮影です。左手には紅葉しかけの木々、右手には湖、遠くのほうには雪を被っている山々が悠然とそびえています。この US-395 は本当に素敵でした〜

そして日も沈み、ようやくヨセミテの麓 Lee Vining(リー・バイニング)という町までやってきました。ヨセミテ国立公園の観光は明日にして、今日はここで宿を探します。

ですがこれも大体予想はついていたんですが、宿がありません。。

あるにはあるのですが、どこもいっぱいです。というのもヨセミテ周辺RVパークは、予約開始時期にすぐ埋まってしまうという超人気の場所でして、今の時期も空きはなさそうだな〜と感じていました。

今日は早々に諦めてどこかキャンピングカーをとめられそうなポイントを探します。

ぐるぐる辺りをまわって見つけたのが、CA-120 の入り口辺りにある展望台の駐車場。真っ暗で何も見えませんでしたが人もいなさそうだし、来なさそうだし、ここだったら大丈夫かなと思いとめることに。

そうと決まれば晩ご飯です!今日は3人旅初の自炊です。作ってくれるのはコック担当のTくん。

しかしなにやらブツブツ言っています。聞いてみると、レンタル時に付いてきたフライパンがすぐにくっつくらしく、それが洗う時かなり厄介になるとご立腹でした。キャンピングカーはそんなに水圧も強くありません。加えて、水にも限りがある為無駄遣いはできないのです。

キャンピングカーを借りようと思っている方は、鍋・フライパンは買っておいた方がイイかもしれませんよ。

しかしながらとっても上手に料理をしてくれて、オムライスを作ってくれました!無事にアメリカを一周できることを祈って乾杯し、その日の夜は更けていきました。

マイナスイオン濃度100%、ヨセミテ。

10月21日、7時過ぎ。まだ辺りも暗く、静寂に包まれています。

少し外に出てみると、めちゃくちゃ寒い!!昨日は真夏だったのに、今日は冬です。めちゃくちゃです。

ちょっと目覚ましがてら、昨日地図で見つけていた湖を見に行きます。すると感動的な景色が待っていました。

夕焼けとは少し違う朝特有の空の色。湖はキラキラ輝いてまるで絵のようです。静寂の中でずっと眺めているととてもリラックスできます。この景色をKくんとTくんにも見せたいと思ったのですが、2人はまだ爆睡中。迷った末そのまま出発しました。

 

今日はヨセミテ国立公園を観光します!ヨセミテは僕の中でもかなり期待している場所なので自然とテンションも上がります。

まず US-395 から西にのびている CA-120(Tioga Road)に入り、ここから Yosemite Valley(ヨセミテ・バレー)に向かいます。途中途中で素晴らしい風景に出くわしながら、クネクネ道を進みます。

霜が降りてます。

そして2時間弱程走り到着。早速 El Capitan(エル・キャピタン)というドでかい岩が僕たちを迎えてくれました。

昔からのMacユーザーだったら知っている人も多いのではないでしょうか?花崗岩としては世界最大の一枚岩らしく、僕たちも驚きを隠せません。

エル・キャピタンを横目に見ながら、川が流れ木々が立ち並ぶ道をゆっくり進みます。

ほどなくして Yosemite Village(ヨセミテ・ビレッジ)に到着し、車を停めビジターセンターに向かいました。

車を降りると一気に森の香りに包まれます。よくある芳香剤の香りの数百倍イイ匂いがします。朝の光が木々の間からこぼれ、時折リスが原っぱを駆け回っている様子や、シカが草を食べている光景が見られました。

なんだかとても神聖な雰囲気です。

ビジターセンターに到着し、どこを回るか相談します。

この頃は1つの観光スポットにどれだけ時間を費やしていいか分からず、見所を削っていました。あまりのんびりしていてもアメリカ一周できないんじゃないかと考えていたせいで、、今更ながらもったいなかったなーと思います。

 

まずは Yosemite Falls(ヨセミテ滝)を見に行こうということになりました。

森の中にあるトレイルを進みます。

途中たくさんのシカに出会いましたが、人慣れしているのかまったく逃げません。そしてそろそろ着くかな〜と思い始めた頃、あることに気付きました。

全く滝の音がしない・・・というか水の音もしない・・・

慌ててガイドブックを見ていると、秋には涸れてしまうことが多いと書いてありました。残念。泣く泣く引き返します。

まぁ仕方が無いよねということで、次は Mirror Lake(ミラー・レイク)という場所へ行くことに。ここへはシャトルバスを使って移動します。ハイブリッドのシャトルバスは静かで車内はとても暖かく、早く起きたせいか睡魔が襲ってきました…

と、ふと眠りに落ちた瞬間着きました。ここから30分ほど歩きます。

ヨセミテはブラックベアが出没することでも有名。今回僕たちは見られませんでしたが、ミラー・レイクへ行く途中フンらしきものがゴロゴロ転がっていて、ヨセミテ国立公園が本当に自然のままにある場所なんだなと実感しました。

これは木の根っこ。

そして早足で歩きミラー・レイクに到着。

が、またしても水が無い!「Mirror」になるものがまったくありません。!ヨセミテ滝で多少覚悟はしていましたが、やっぱり見ることができないとショックなものです。

不完全燃焼が続きますが、気を取り直して Glacier Point(グレイシャー・ポイント)へ向かうことにしました。

グレイシャー・ポイントは、標高2,199mにある展望台。正面に Harf Dome(ハーフドーム)、眼下にはが見下ろせ、行ったことのある人に聞いても、とにかく眺めが最高だったというのをよく聞いていました。個人的にもヨセミテで一番楽しみにしている場所です。

ヨセミテ・バレーからは1時間30分程かかります。

途中 Tunnel View(トンネルビュー)というポイントにも立ち寄りました。ここからの眺めも最高で、展望台には観光客が溢れかえりグレイシャー・ポイントへの期待度をグンッとあげてくれます。

それはそうと、実は旅の出発前に知人から「グレイシャー・ポイントまでの道はキャンピンガーだと少し危ないんじゃないか」と忠告されていました。しかし運転に自信があった僕は、その忠告を無視して行ってしまったわけです。

忠告通りそこは恐怖の連続でした。道は狭い急カーブ急勾配断崖絶壁な所もあれば木が道にはみ出して生えているような場所もあります。短い区間ではあるものの正直、C-25クラスでギリギリ、それ以上かAクラスのキャンピングカーだとあまりオススメしません。

動画があったので良ければ見てみてください。動画前半部分です。

時々脱輪しながら無事に到着。展望台へ向かいます!

そこには絶景が待っていました…!

ものすごいインパクトのある光景が、目に飛び込んできます。もう「ほぉー」という言葉しか出てこず、その景色に見入ってしまいました。写真ではこの凄さを伝えきれないのが残念です。なのでぜひ見に行ってみてください!

そして丁度お昼時だったので、事前にTくんが軽食を作ってくれていました。ナイスです。この景色を眺めながら食べるサンドウィッチはとてもおいしく、最高のお昼になりました。

補足
ヨセミテは熊の影響で食べ物や匂いのする物に対してとても厳しい場所です。グレイシャー・ポイントでは軽食も販売されており、他の観光客もたくさんそこで食べていたので僕たちも食べましたが、場所を選ばないで食べていると罰金や、それこそ命の危険もありえるので注意してください。

そんなこんなでグレイシャー・ポイントを満喫し、そろそろ帰ることに。

素晴らしい景色を見られた時はいつも帰るタイミングが分からなくなります。今回も景色が見えなくなるまでチラチラ振り返りながら、ヨセミテ国立公園を後にしました。

サンフランシスコへ向けて舵をきる。

今日はまだまだ進みます!

明日ウォーターホース(RVサイトの水道口とキャンピングカーの給水口をつなぐホース)を取りに、レンタル会社のサンフランシスコ支店まで行こうと考えていました。なので今日中にできるだけサンフラまで近づいておきます。

そして、僕たちはヨセミテから CA-120 を西へずっと走り続けました。

ヨセミテを出発してからというもの、黄金色をした草原ばかり。ヨセミテに入るまでとはまた違った雰囲気の場所で新鮮です。なので写真を撮ることに。

日本は北海道や沖縄を除いて、田舎道というのは結構どこも一緒のような気がしますが、アメリカは場所によって様々な顔を見せてくれます。その度にいちいち止まってるんで、なかなか先に進まないんですよね。

太陽が沈む頃、黄金色をした草原がよりいっそう輝きを増しとても綺麗でした。

やっとのことで I-205 とぶつかり、すぐに I-580 へと合流です。そこからは一直線に Castro Valley(カストロバレー)という町まで抜けました。

この辺りで時間もだいぶ遅くなってきたため、今日の宿を探すことに。ですが案の定時間の関係でなかなか見つかりません。1件目も管理人さんがおらず無理。2件目も管理人さんが見あたりません。

カストロバレーは結構都会です。都会では道端にとめられず、かといってスーパーの駐車場にとめたりすると最悪通報されるでしょう。「参ったな〜」と、2件目のRVパークで途方に暮れていると1人のおばちゃんが声をかけてきました。

そうです。奇跡的に管理人さんが出てきてくれたのです。近くに住んでたのかな?今日は残り1台くらいのスペースしか空きがなく、これまた運が良かった…!

そういうことで今日は Trailer Haven というRVパークに決まりました。

管理人のおばちゃんはとても優しく、夜遅くに来た外人に笑顔満点で接してくれ、ウォーターホースまで貸してくれました。そういや、RVパークの管理人さんってイイ人ばっかだったな…

そして急ピッチで部屋を広げ、ご飯を食べ、就寝です。ようやく長い長い1日が終わりました。

注意
宿泊する際はRVパークを利用しましょう。危ないですよ〜

次のお話 【旅行記・7話】サンフランシスコとレッドウッドの森

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