【旅行記・5話】デスバレーは絶景か地獄か

アメリカ1周旅行開始。

女の子たちが帰ってから一夜明けました。弾丸トラベルでの疲れが一気に出たのか、3人とも盛大に寝坊。

時刻はお昼です。キャンピングカーをとめている近くに、リトルトーキョーと呼ばれる日本人街があるのですが、そこの定食屋さんで腹ごしらえをしながら今日の目的地を決めます。これからは宿泊するところも、何をするのかも決めていません。決めたのはおおまかなルートだけです。

いろいろ話し合った結果、次の目的地は Death Valley National Park(デスバレー国立公園)に決定!いよいよこれからアメリカ一周の旅が始まります。

これからどんな事が起こるのか、どんな景色が待っているのか、様々な思いを胸に抱きながら僕たちの旅はスタートしました!

10月19日 13時30分。まずはロサンゼルス脱出です。おとついラスベガスから走ってきた I-15 を今度は北上します。

渋滞でゆっくりしか進めず、運転していると眠くなってきたのでKくんに交代してもらいます。僕はそのまま就寝。。。

周りは乾燥地帯で、乾燥してそうな植物しか生えていません。岩のような山ばかりが目に入ってきます。

いささかこの景色にも飽きてきており、この頃僕たちは異常に緑を欲していました。

それから数時間走り続け Baker(ベイカー)という町に到着。

ここから左に折れ CA-127 を進みます。この頃には日も落ち始めてきていました。

何もない暗い道を進みます。やはり3人になると少し会話も減り、5人でいた頃を思い出して少し寂しさにかられていました。

そしてクネクネ道を走り続け、途中また左に折れ CA-190 へ。デスバレー国立公園内へ入った頃には夜の10時くらいになっていました。

観光は明日ということで、これから宿を探す事に。

注意
ここでちょっと僕らの宿泊事情について説明したいのですが、正直僕らはあまりRVパークに泊まっていません。というのも、毎日RVパークに泊まれるほどお金が貯まらなかったからです。なので、かなりの回数道端やパーキングエリアで夜を過ごしています。

この旅で警察から注意を受けたことや危ない目にあったことはほぼ無かった(後日個人的にグランドキャニオンへ行った時はレンジャーに注意を受けた)ので良かったものの、やらないほうが良いとは思うので参考にしないでください。

今日は初日ということもあってRVパークを探します。普通なら電話で予約すればいいんでしょうけど、悲しいことに僕の英語力では電話をすると何を言っているのかチンプンカンプンなんですよね(^_^;)なのでネットで探し、直接行って空きを確認するしかありませんでした。

なので今回も1件目はいっぱいで断られたため、デスバレーから結構離れた場所まで行くはめになりました。夜遅く行って断られると、精神的にえぐられます。

そんなこんなで今夜の宿は Stovepipe Wells Village RV Park になりました。もう24時を過ぎていたのですが、快く迎えてくれ丁寧な説明もしてくれました。

こちらのRVパークはフルフックアップが整備されています。

フルフックアップとは、駐車スペースに電気、水道、下水などの設備があることをいいます。キャンピングカーとそれらの設備をつなげることで、快適なキャンプ生活が送れるのです。

今回僕らも初めて挑戦してみました。なんなく電気を接続し、下水も匂いと戦いながらなんとかクリアし、後は水道だけというとこで問題が発生しました。

まさかの、水道とキャンピングカーをつなぐホースが無い・・・

しかももうほとんど水も無い・・・

普通トランクに積まれているのですが、こういうとこアメリカは大雑把なことが多いですからね〜 そして僕らもろくに説明を聞かず出発しましたからね〜(涙目 確認は大事です。

仕方なく今日は給水を諦め、買っておいたミネラルウォーターで全てをまかないました。そしてこの日は疲れも溜まっていたのか、ご飯を食ベてそのまま就寝です。

 

翌朝、外に出るとおばぁちゃん2人組が横のサイトでゴソゴソしているのを発見。

Tくんと僕で少しビビりながら片言の英語でホースを借りられないか話しかけました。おばぁちゃん世代は特に英語が聞き取りづらいので、いやでも少し構えてしまいます。こういう時Mちゃんがいると助かるのですが。笑

すると明らかに怪訝な顔つきで「Why?」と言われ、少し怯みながらも訳を説明すると快く貸してくれました!良かったー!

それからはすごく喋ってくれるようになり、日本から来たことやアメリカをこれから一周することなどを話しました。そしてなぜか一緒に記念撮影をすることに。

こういうふれあいも旅ならではで、とても良い思い出です。

灼熱地獄のデスバレー国立公園。

10月20日、時刻は11時。おばぁちゃんたちに別れを告げ、今日はデスバレー観光です。ここで少しデスバレーの説明を。

西半球で最も低い土地であり、また暑いところとしても有名なデスバレー。谷の中心部の標高は海抜マイナス86m、真夏には気温50℃を超えることもある(過去最高は57℃)。年間降水量はわずか49mm(東京は約1466mm)という、まさに灼熱の谷。

だそうです。とにかく暑いのです。レンタカーを真夏に借りた場合、デスバレーには行くなと言われるらしいですよ。オーバーヒートするから。

昨日は夜に来たので全然感じませんでしたが、もう10月も終わるって頃なのに真夏より暑いです。

そしてまず立ち寄ったのは Sand Dunes(砂丘)というスポット。砂丘がどこまでも続いています。もう、砂丘なんか見ているだけで暑く感じるので写真を撮ってさっさと退散。

次に向かったのは Zabriskie Point (ザブリスキーポイント)です。ここは駐車場から少し歩かなければなりません。

なかなかキツい上り坂をえっちらおっちら登ると、頂上からは黄金色をした岩が連なって見えます。こんな岩は日本で見たことがありません。ガイドブックには、「黄金色をした泥が1000万年前に湖底に沈殿してできた」と書かれています。

しかし日本では見られないようなスゴイ岩も、グランドキャニオンなどを見てしまうとちょっと物足りないなーといったところ。時間が無かったら行かなくていいんじゃないでしょうか?

そしてお次は Dantes View(ダンテスビュー)へ向かいました。ここは、標高1,669mの山の上からデスバレーを一望できる場所です。

かなりの急勾配をキャンピングカーが悲鳴をあげながら登っていきます。

登り切ると展望台がありました。展望台からの眺めも最高なのですが、そこよりもっと高くから見渡せるポイントがあるため、ここから徒歩でさらに登っていきます。

岩がゴロゴロある崖っぷちを、またえっちらおっちら歩くこと数十分、遂に頂上に到着です。

眼下には塩の大地が広がり、遠くには高い山々が。車の音や町の喧噪などはもちろん無く、そこには風の吹く音しかありません。

自然と会話が減り、みんな景色を眺めます。空気が綺麗なので深呼吸をすると体が喜んでいるような気がします。

大自然に癒され、TくんとKくんは服を脱ぎます。2人とも脱ぐのが大好きです。

十分満喫したところで展望台を後にし、次に向かうのはさっき見下ろしていた塩の平原  Bad Water(バッドウォーター)です。

ここは北アメリカ大陸で最も海抜の低い地点。まさに灼熱地獄です。ムッとした熱気が漂っています。どうせなら最低地点へ行こう!ということで歩き始めたのですが、暑すぎて早々に引き返しました。笑

もともと塩水湖だったらしく、足下は塩の大地です。途中Tくんがなめていましたが、普通の塩よりもからかったみたいです。

地球の過酷な暑さを身をもって体験できたわけですが、今度来るときは夏真っ只中に来てみたいとも思いました。10月でも十分暑かったですが、本来の暑さはこんなもんじゃないはず。1度本当のデスバレー灼熱地獄を体験してみたいものです。

そんなことを考えながら僕たちはバッドウォーターを後にするとともに、デスバレー国立公園を出発しました。

次のお話 【旅行記・6話】自然の宝庫、ヨセミテ

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