【旅行記・8話】クレーターレイクに潜む謎の木

白銀の世界に見るクレーターレイク。

さて、時刻は14時30分。なんとも中途半端な時間です。行けるかなもう1つのスポット・・・

迷っている時間も勿体ないので、ここから北東に位置する、Crater Lake National Park(クレーターレイク国立公園)へ今から向かうことになりました。正直時間はギリギリです。

ここからは US-101 を北上、Crescent City(クレセント・シティ)に着いたら町の外れから延びる US-199 をさらに北東へ向かいます。

山の中を走ったり、山と山との間を走ったり、山ばかりです。日本みたい。でもやっぱり建物や、ちょっとした風景の違いがアメリカだな〜と感じさせてくれます。

そんなこんなでひたすら走り続けると、いつの間にかカリフォルニア州を抜けてオレゴン州に入っていました。看板にも気付かないくらい、結構飛ばして走っています。それくらい時間に余裕がありません。

そして Grants Pass (グランツ・パス)という町で I-5 に入り、Gold Hill(ゴールド・ヒル)で OR-234 へ。少し走ると OR-62 とぶつかるのでそれを左折します。

しばらく走っているとみんな口々に「なんか寒くない?」と言い出しました。しかしまぁあまり気にならなかったのでそのまま突っ走ります。

Trail(トレイル)という町で OR-62 はぐっと右に折れるのですが、ついにここらへんから辺りが少しずつ白色に変わってきました。

そしてもう少し行ったところで OR-230 と OR-62 の分かれ道があるのですが、その辺りで完全に外の景色が真っ白になりました。道路も若干雪が積もっている所もあります。ついこの間まで暑い暑いと言っていたのに、今では完全に冬になっていることにビックリです。

ようやくクレーターレイクの麓までやって来た時には日が沈む寸前。ヤバいヤバいと慌てて登ります。しかしクネクネ道と上り坂でなかなか湖に着きません。気持ちだけが焦ります。

時刻は18時30分。ようやく着いた頃には辺りはもう薄暗くなっており、一面の銀世界でした。

外に出てみるともう、極寒です。同じ頃に到着した外人さんも「OMG!OMG!so cold!!」って叫んでました。あと、雪が積もりすぎてどこに湖があるか分かりません。これはかなりの予想外。

実はみんなクレーターレイク観光を楽しみにしていたのです。

というのも、独特の青さを持つクレーターレイクは、約7,700年前にできました。水深は世界で7番目に深く、同じカルデラ湖の摩周湖と比べると面積も深さも3倍近く上回るそうです。そんなスケール感もさることながら、この湖には「The Old Man」という有名な話があるのです。

簡単に説明すると、クレーターレイクには100年以上前から湖面を漂っている枯れ木があるそうで、なんとその枯れ木、根まで含めると10m程の大きさになるそう。それが不思議なことに直立したまま浮いているらしいのです。なぜ倒れないのか、なぜ腐らないかなどの疑問が浮かびますが真相は謎。1988年の調査で”The Old Man”を捕え岸に引き上げようとしたところ、途端に天気が荒れ調査を中止せざるをえない状況になったそうです。そして現在この”The Old Man”に巡り会えるのは訪問者の0.01%だそうで、見た人には幸せが訪れるという都市伝説まで誕生しました。

なんとも不思議な木ですよね?

僕たちもこの「The Old Man」を探す気満々だったのですが、雪と寒さでとてもじゃないですが探せず、写真を撮って足早にキャンピングカーへと退散しました。

それにしても、雪に覆われたクレーターレイクは見事なまでに幻想的で、このどこかで「The Old Man」が人知れず湖面を漂っているのだと思うと、ロマンで心が踊ります。

いつかこの目で見てみたいなと思いつつ、暗闇に包まれていくクレーターレイクを後にしました。

 

とりあえずこのまま先へ進みながら今日の宿を探そうということで、ここより北にある町 Bend(ベンド)へ向かいます。

US-97 をひたすら北上。ベンドに到着するも、なかなかキャンピングカーをとめられそうな場所が無いので、ベンドから右に折れ US-20 を進みます。

と、進みかけた時にパーキングエリアを見つけました!もう疲れきっていたので今晩はここで一夜を明かすことに。

そして今日もTくんがご飯を作ってくれます。大して何もしていないのにお腹だけは減ります(汗 毎回大食いする(特に自分)ので作るTくんは大変だったでしょう。

食べ終わると雑談をしたり、テレビを見たり、撮った写真をパソコンに保存したり、みんなまちまちやりたいようにします。

ロサンゼルスを出発してからここまでずっと北上を続けてきましたが、遂に明日からは New York(ニューヨーク)に向けてアメリカを横断していきます。これまでにもたくさんすごい景色を見てきましたが、まだまだ先は長く、僕らの知らない景色が待っています。

そんな幸せな時間を噛み締めつつ、明日からの横断にワクワクしながら今日も眠りにつきました。

注意
宿泊する際はRVパークを利用しましょう。危ないですよ〜

次のお話 【旅行記・9話】イエローストーンで地球を感じる

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA