【旅行記・26話】キャンピングカー遂に走らなくなる。故障か..?

アメリカキャンピングカー旅最大の危機。

11月21日、11時起床。

昨日はホワイトサンズ国立公園を観光し終えた後、US-70 を少しだけ下り進むのを止めました。

この辺りまでやって来ると、考えたくありませんが旅の終わりを考えます。残りの日数を調整しながら、うまく返却日の29日に合わせてロサンゼルスに帰らなければなりません。

困ったことに僕たちは、時間はたっぷりあるもののお金がギリギリしかなく、かといって返却日より早く返却するというのはどうしても嫌です。

ですがフロリダでやったような、数日どこかに滞在して時間を潰すというようなやり方もできず、みんなで頭を抱えていました。

それに加えて、最近契約書を見返していて気付いたのです。発電機の料金プランが使い放題になっていないということに…!これを見た時正直目ん玉飛び出ました。

今さらプランを変えてくれるか…いや変えてくれないだろうな…

心にずっしりと重いものを感じながら今日は出発します。

 

そんな状況で目的地がなかなか決まらず、とりあえず US-70 から I-25 を北へ向かうことに。

アメリカには所々に検問所?のような施設があります。日本でいう高速道路の料金所みたいな感じで身分証を見せなくてはいけません。今日も I-25 を走っていると見えてきました。

以前1度1人で出掛けていた時は簡単に通過できたので、今回も普通にパスできるだろうと考えていたのですが、まさかのパスできず。

端に寄せてエンジンを止めろと言われたので止めて待っていたら、ズカズカと警備員が乗り込んできました。後ろにワンちゃんもいます。おそらく薬物を持っていないかのチェックでしょうね。そんなものは当たり前ですが持っていないので大丈夫。OKが出たので出発しようとすると、

 

エンジンがかからない・・・

 

またです。この症状、キーを回してエンジンが始動する際に鳴るキュルキュルキュルって音が全く鳴らないので、警備員が「何やってんだ。早く出せ」と急かしてきます。

ですがうんともすんとも言わず1人で焦っていると警備員がまたせかしてきたので、事情を説明しました。すると「俺がかけてやる」と自信満々に乗り込んできました。

結局エンジンをかけられず、また違う警備員が再度試しますがダメ。それが何度か続き、「これは無理だ」と悟ったのか、今の場所だと仕事の邪魔だからと言って警備員3、4人でキャンピングカーを押し始めたのです。笑 

さすがに動かんやろ!

と心の中で思っていたのですが、普通に動いてビックリ。さすが外人さんは力があります。

そんなこんなで道端に追いやられた僕たちは途方に暮れ、ずっとエンジンをかけていました。ですが全くダメで、さすがにレンタル会社へ連絡を入れなければならないかと考えていた時、僕らの担当だった警備員さんが様子を見にきてくれました。

すると「俺に任せろ!」と言ってレンタル会社に連絡をとってくれたのです。

何話てんだろ…?」と思いつつその様子を見ていたのですが、何故か急にどっかへ行っちゃいました。「え…?」と思いつつ様子を伺っていると、外で電話をしています。

僕らは僕らで、説明書とにらめっこしながらひたすらエンジンをかけ続けました。時々違う警備員さんが、「大丈夫か」とか「災難だな」とか様子を見に来てくれるのですが、例の警備員さんに全て任せてしまっているので、この先どうなるんだろうと不安しかありません。

 

検問所に着いてから2時間ほど経過した頃です。俺に任せろと言っていた警備員さんから衝撃の一言が伝えられました。

「レッカー呼んだから最寄りの工場に持って行きな」

 

え?(0.0;)

 

突然のレッカー移動宣告です。動かないんでそれはしょうがないですけど、レッカーはレンタル会社が手配してくれたのか、それとも個人的に呼んでくれたのか、一体どっちなんだろう?笑

まぁどちらにせよ、アメリカの会社がレッカー代をもってくれる訳ないよなという結論に。

僕はアメリカに来てからというもの、「自己責任」という感覚が強いというか、上手く言えないのですが日本との違いをいろいろ感じていたのでこう思ったのです。

 

レッカー代を僕らに請求された場合、いくらかかるのか全く分かりませんがこの旅は終了確定でしょう。ここまでアクシデントもなんとかかわしつつやってきましたが、無念です。

それからというものレッカーが来るまでにエンジンをかけないとヤバいということで、なかばヤケクソになりながらキーを回し続けました。

 

そして1時間後。とうとうレッカーがやってきてしまいました。それも超巨大。乗っているおっちゃんのイカつさと言ったらもはやギャングです。笑

最初の方はなぜエンジンがかからないのか原因を探ってくれていましたが、そのうちあっちもお手上げ状態になり結局引っ張られることに。ここまできたらもう覚悟を決めるしかないようです。

イカツイおっちゃんがチェーンや工具を持ち出してきて、キャンピングカーの前輪部分に通そうするも、駐車位置の悪さとおっちゃんの体形のせいで、なかなかうまいこと進みません。さっきから FUCK!!SHIT!! ばかり言ってます。笑

僕は作業をしているおっちゃんの近くにいたのですが、Kくんはこの間もずっとエンジンキーを回し続けてくれていました。

そしていよいよおっちゃんが車体にチェーンを取り付けることに成功し、レッカーがキャンピングカーを少し引っ張った時でした。

 

キュルキュルキュル……… ブルンッ!!!!

 

エンジンがかかりました…!

この時エンジンをかけたKくんも驚いてましたが、この音を聞いた警備員さんたちが休憩所から飛び出してきて、「ミラクル!!」とか「アンビリーバボー!!」と言って1番驚いてました。

お金のことが気になり、「レッカー料金どうすんの?」とイカツイおっちゃんに聞くと、少しムスッとしながら「レンタル会社に請求するから君たちはもう行っていいよ」と言ってくれました。(後日ネットで見た情報によると、数十万請求された事例もあった)

なんとか出発できそうだったのでイカツイおっちゃんや警備員さんたちにお礼を言い、エンジンを止めることなく、キャンピングカーの整備工場がある Albuquerque(アルバカーキ)へ向かいます。

警備員さんたちが手を振ってくれるなか、Kくんを見ると少し赤い顔をしてしんどそうです。「疲れが出っちゃたのかな」と思いながら車を発進させました。

 

何も無い道をひたすら走ります。なんだかだんだんと出発した頃の風景に戻ってきたような気が…

今日の夕焼けはいつにも増して凄いです。そんな夕日を背にして I-25 をひたすら北上。猛スピードで工場へ向かいました。

そして3時間ほどで到着。今日中になんとか直したかったのですが、営業時間ではないので明日に持ち越しです。また、今晩は整備工場の駐車場にとめているので、明日万が一エンジンがかからなくなっても今日のようなことは起こりません。

 

ご飯を食べてから考えました。ロサンゼルスまでの日程と費用、発電機の料金プラン変更、ぶっ壊した左後輪フェンダーの修理費、そして今回の修理費。おそらく契約書を読めばどっかに書いてあると思うのですが、契約書なんか暗号と一緒です。残りの旅のプランを残金との兼ね合いを見ながら決めなければいけません。

無事に旅を終えられるか心配になってきましたが、こっちには旅行の神様がついている…!そう願いながら眠りにつきました。

待ちぼうけ。

11月22日。今日は開店一番で修理してもらおうと意気込んでいました。

口答で意味が伝わらなかったら大変なので、昨日のうちに文章にもまとめておいたのです。そして、いざ店内へ!

 

と思っていましたが、まさかの休業日でした。笑

どうりで朝から人の気配が無いわけです。まさかの休業日ですっかり意気消沈。何もすることが無くなってしまいました。

ですが、キャンピングカーのエンジンはこの日もかからず移動は無理。この整備工場が街中から少し離れているため歩いて街へ繰り出すこともできません。また Wi-Fi も無いので携帯も使えない。まぁ困ったことに何もすることがありません。

そしてKくんは完全にダウンしてしまっています。ずっと咳をしていてしんどそう。

結局この日はボーッとして1日を終えました。。。

11月23日。

朝起きて窓から建物を見るとちゃんと人がいます。

待ってました!といわんばかりに、車を飛び出しました。笑

 

そこそこ愛想のいい受付の女性に事情を説明します。

彼女は僕らが作った文章に一瞬目を通し、「メカニックに頼むからあなたたちは待ってて」と言い残してどこかへ消えました。その間、待合室的な場所で待つことに。

 

ですが待っても待っても何の反応も無く、ただただ時間が過ぎていきます。そして気が狂いそうになった頃、「今からメカニックが来るからもうちょっと待ってて」と。

・・・・・。

結局メカニックの人が来たのは夕方になってからでした。笑

メカニックのお兄さんはとてもいい人で、散々待った鬱憤も吹っ飛ぶくらい素早く修理してくれました。キャンピングカー完全復活です。

原因はなんだったかというと、セルモーターです。

交換してくれた後、確認のためエンジンをかけると気持ち良いくらい一瞬でかかりました。

 

そして修理費用も会社が持ってくれ、イエローストーンで破壊したフェンダーも保険でカバー、発電機のプランも無制限に変更してくれました…!

全てがうまくまとまり、僕たちの旅も無事に再開できます。やはり旅行の神様は僕たちを見捨てませんでした。笑

残るもあと6日!

これで、フロリダ〜ニューメキシコ編は終了です。次から遂に最終章ですが、僕たちはまだ見ぬ絶景を探し求め、アメリカの大地を疾走します!

次のお話【旅行記・27話】キャンピングカーでモニュメントバレー周辺を巡る!

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